オンラインレッスンをしない理由
世間では、コロナのため、おうち美術鑑賞、おうち観劇といった言葉が、学問だけでなく、なんと芸術の領域にまで入ってきてしまいました。
そして、私は信じられませんが、それは音楽にまで。ピアノはもちろんのこと、心の身体表現、音楽の根幹であるリトミックにまで。
リトミックは発達段階のまだ小さな子どもにとっては特に、全身と五感で音楽を感じなければ身につきません。右脳がまだ優位でイメージや感情表現豊かな幼児さんは、たくさん色々な物に触って、見て、聴いて、空間を匂いで感じて色々なことを覚えていくと思います。私がレッスンしていても感じますが、触るのが好きですね、小さい子って☺️
ピアノでも、先生の息遣いやフレーズの空間の感じ方(→コレが一番大事)、自分の頭でイメージした音をピアノで表現するテクニック。また、生のグランドピアノの音の振動ですね😌
これらは、オンラインなどでは確実に体験出来ません。オンラインレッスンのメリットは、手軽さではありますが芸術としてはどうなのでしょう。
美術鑑賞や観劇も、目の前で絵画の筆のテクニックや凹凸、陰影を見たり、バレエなんかではオーケストラの音の振動と共にバレエダンサー達のジャンプした時の空間を間近に感じ取ることが出来ます。
私がいつもレッスンで大切にしていること。
それは、「空間」「筋肉」「息づかい」です☺️
これは、リトミックを考案した元祖、スイスのエミール・ジャック=ダルクローズの示した、人間の本来持つ動きから生まれる「内的感覚」ですね。
今、ディプロマ資格を目指し勉強中ですが、正しく、いつものレッスンでやっているなぁ〜と感じています。
人間の生まれ持って備わった「五感」をフルに使って、専門的リトミック教育をピアノに取り入れていきます♪