ピアノ嫌いになるきっかけを全て最初から取り払ったレッスン♪

「昔子どもの頃ピアノを習っていたけれど、途中で嫌になって辞めてしまったー。」

今お子さんを育てていて、ピアノを習わせたいと思われている保護者の方や、大人の方。

そんな経験は皆さんあるかと思います。

当教室の生徒さんのお母様もそのような方もいらっしゃいます。

でも、私は多くの生徒さんを指導してきた経験から最近やっとわかった事があります。たぶんこれは、ひと昔前の時代のピアノ指導法なのですが、

皆さんがピアノを嫌になるポイント。

その①五線譜を読むことと、5本指を動かしてピアノを弾くことが同時に求められるから難しい!何がなんだかわからない。練習の仕方がわからない。練習しても弾けないし読めない。

その②ドレミファソは1・2・3・4・5の指と覚えてしまうから、それ以外の指づかいが楽譜に書かれていても1・2・3・4・5の指で弾かなければいけない。と思い込んでしまう→いったん思い込むと指にクセがついてしまい、先生に「指づかいを直して」と言われてもなかなか直せなくなるからピアノの練習が嫌になってしまう。

その③リズム練習は、先生は「さぁ、手を叩いて覚えましょう」と言い、「イチト〜ニィト〜サント〜シィト〜」と頭で数えるようにして手を叩く。だからつまらない。→リズムって難しい。と嫌悪感を抱いてしまう。

大体がこれらの指導法3本立てでしょう。

でも、今の時代は全く逆の発想で指導するのですよ。

まず、①の五線譜リーディングと指を動かす練習は別々に段階に分けながら行います。個人の性格やペースに合わせて、です。→指トレは子ども達に人気のアイテムを使い、楽しく遊ぶように♪五線譜のリーディング指導も楽しく歌やリトミックをしながら。ですので、無理なく気がついたら読めるし、弾けるようになっています☺️

そして、②の指番号の思い込みをなくすため、導入期から色々な指で弾くよう、個人個人に合わせてテキストを複数厳選して使っています^^♪

③のリズム学習は、頭の中だけでは絶対にやりません。まずは、体全身を使ってリトミックをします。教室には色々なアイテムがあり、その時々に合わせて私が瞬時に選び、ポポポーンと引き出しのように出して体験してもらいます🎶→これが子ども達にとって最高に楽しいようで、いつも目をキラキラ輝かせてやってくれるんです✨(笑)

それでいつもレッスンしていて思うのですが、

「私も昔こんなふうに教えてほしかったな。」と。

昔もリトミック教室はありましたが、今のようにリトミックとピアノが融合した指導法は殆ど少なく、融合型の音楽教室はまだ確立しておりませんでした。

(アメリカから日本へリトミックを広めた第一人者である小林宗作先生(山田耕作とも親交がありました)が黒柳徹子さんが通われたトモエ学園の小学校教育にリトミックを初めて取り入れましたが、その後戦争の空襲で焼けた後、今の国立音楽大学にそのリトミックの教えが受け継がれました。)

ですので、リトミックが教育活動として日本中に知れ渡るようになったのはここ60年間ほどの短い期間なのではないでしょうか。

今のデジタルネイティヴ世代でもあり、AIに負けない頭脳を求められている、「生きる力」が必要とされる子ども達。ブルーライトだらけのデジタルに囲まれているにも関わらず、「能動的に主体的に思考する力」が求められている子ども達なのです。

リトミックには「内的聴取」という言葉がありますが、即興演奏からリズムや音楽をイメージしたり、ピアノのリズムに即時に反応して自分の体をコントロールし表現することは、脳のシナプスを増やし活動領域を増やしていくので「生きる力」に直結していきます。

まさにリトミックは、現代のデジタル世界にこそ必要不可欠な存在なのではないでしょうか。

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